新型コロナウイルスワクチンを接種したように装い自治体からの接種委託料をだまし取ったとして、詐欺罪に問われたクリニック院長、船木威徳被告(51)の公判が18日、東京地裁(野村賢裁判長)であった。検察側は「医療従事者への信頼を大きく損なった」として懲役2年を求刑した。
検察側は論告で、依頼者の求めに応じて安易に接種済み証を交付したと指摘し、「疫学的医療統計の前提を崩し、国民の信頼を毀損(きそん)しており、強い非難に値する」と述べた。
弁護側は「(接種偽装により)多大な混乱が生じていて結果は軽視できないが、被害弁償されている」として、執行猶予付きの判決を求めた。船木被告は最終意見陳述で「多くの方に迷惑をかけ、深く反省している」と述べた。
[時事通信社]