素人かっ!渋谷貴金属店強盗〝指示役男〟の無知すぎる犯行 換金できないアクセ狙う

指示役は“素人”か? 東京都渋谷区のアクセサリー店でネックレスやバングル(腕輪)などが奪われた事件で、警視庁捜査1課は18日、強盗の疑いで、いずれも職業不詳の石原信也容疑者(23)と奈良幸晃容疑者(23)を逮捕した。実行役として逮捕していた三重県の男(19)の供述などから、捜査1課は石原容疑者が指示役とみている。石原容疑者は埼玉県内で強盗事件を起こしたとして、県警に逮捕されていた。
三重県の男は地元で知り合った石原容疑者から「孫悟飯」と名乗る人物を紹介された。しかし、事件前日にトラブルになり、50万円を用意するよう脅されたため、石原容疑者に相談すると強盗を指示されたという。
逮捕容疑は3月14日、他の人物と共謀して、アクセサリー店で現金約360万円のほか、クロムハーツのネックレスなど約140点(計8000万円相当)を奪った疑い。
石原容疑者は指示役と見られているが、“ずさんさ”が目立つ。
元暴力団関係者は「貴金属は盗んでも、貴金属店と買取屋の横のつながりで盗品だとバレやすく、換金が難しいので、意味がないです。特にクロムハーツはコピーしやすいためニセモノが多く出回っており、鑑定が難しく、購入時についてくる販売証明書がないと買い取らない店がほとんどです。販売証明書は購入時に、ナンバー、日時、購入者名などが記載されます。プラチナや金は溶かして金属として業者に売ることができますが、クロムハーツは基本的にシルバーですから換金性が低いです」と指摘する。
換金が難しい貴金属や高級腕時計は暴力団に持ち込まれることがあるという。
「かつて強盗グループが、盗んだ宝石と腕時計を換金できないということで、回り回って私のところに『いくらでもいいから現金がほしい』と来ました。トータル3000万円以上のものを100万円で買い取りました。当時の私のツテでも換金できないので、自分が使ったり、女へのプレゼントにしたりしました。ついでに警察に恩を売るため、知っている刑事に強盗団のことを通報し、捕まえさせました。そう考えると、今回の石原容疑者の指示はずさんなんです」と同関係者は明かした。