東京都は20日、新型コロナウイルスの感染状況に関する専門家らの分析結果を公表した。新規感染者数の7日間平均が4週間連続で前週比増となり、専門家は「感染拡大のスピードは速くないが、動向を注視する必要がある」とのコメントを付けた。
直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は19日時点で1166人。12日の約1105人から微増した。入院患者数も増加が続き、19日時点では前週比38人増の553人。重症患者数は前週から2人減り、5人となった。
感染状況、医療提供体制とも警戒度は4段階のうち下から2番目のレベルに据え置いた。専門家は「現時点では、通常医療との両立が可能な状況」とした。