紋別市の業務委託をめぐる汚職事件で、21日紋別市長が会見を開き、市民に謝罪しました。
紋別市 宮川良一市長 「市民の皆様に深くおわび申し上げます。申し訳ございませんでした」
紋別市の宮川良一市長は、21日会見を開き、市の職員が絡んだ汚職事件について謝罪しました。
この事件は、2021年、紋別市の避暑地化構想に関する業務委託をめぐり、市の元観光連携室長、岩井智広被告(51)が、便宜を図る見返りに旅行関連会社役員の中島和彦被告(58)から、現金18万円を受け取り、それぞれ、収賄と贈賄の罪に問われていました。
21日、釧路地裁北見支部は、「公務の公正性や社会の信頼を大きく損なうものだ」と指摘し、岩井被告に懲役1年、執行猶予3年、追徴金18万円、中島被告に懲役10か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
判決を受け、市長の給与は、3か月間、3割減額となります。
また、市では原因究明と再発防止のため委員会を設置するとしています。