東京・北区長選が23日投開票され、自民、公明、維新推薦の元都議・山田加奈子氏(51)が現職で無所属の花川与惣太氏(88)、共産・社民党推薦の無所属の橋本弥寿子氏(70)、無所属の元区議・駒崎美紀氏(44)を抑えて、当選確実となった。
6選を目指した花川氏は選挙期間中に米寿を迎え、全国の区市町でも最高齢となっていた。区議時代から40年間選挙無敗を誇り、「北区のグレイシー」の異名も取った。
選挙前には元「光GENJI」メンバーの大沢樹生と政策協定を締結。出馬辞退した大沢からは「年齢はただの数字。北区のことを熟知している花川氏が一番リーダーシップを取れる」と選挙戦では支援を受けた。
元アイドルを陣営に引き込み、弱点としていた無党派層からの支持につなげたい考えだったが、高齢&多選批判をかわすことはできなかった。