岐阜県内の県立高校で、女子生徒の顔写真や携帯電話番号など個人情報が記入された420人分の文書が盗まれていたことが分かりました。
その多くは、去年、愛知県内の高校で、女子生徒の制服を盗んだ疑いで逮捕された男の自宅から見つかりました。
24日、岐阜県教育委員会は、県立岐山高校の128人分をはじめ、6つの県立高校であわせて420人分の女子生徒の個人情報が盗まれていたことがわかったと発表しました。
盗まれたのは、各学校で保管していた生徒の顔写真や携帯電話の番号などが書かれた「個人調査票」と、災害時の「帰宅ルート調査票」です。
2009年度から2021年度までの間の入学者のもので、大部分は、去年11月に愛知県内の高校の女子生徒の制服を盗んだ疑いで逮捕された愛知県一宮市に住む無職の男(逮捕当時 47歳)の自宅から見つかりました。
男の家からは岐阜県の高校の女子生徒の制服なども押収されていました。
岐阜県教育委員会によりますと、学校の調査では今のところ生徒からは悪質な電話やストーカー行為などの被害の報告は受けていないということです。
教育委員会は、保管方法や場所の管理を徹底することなどを高校に通知し、今後、生徒の個人情報の電子化も検討したいとしています。