25日午後1時ごろ、JR広島駅(広島市南区松原町)構内を巡回中の警察官から、駅直結の商業施設「エキエ」の男子トイレで不審な紙袋が見つかったと110番通報があった。従業員や客が一時避難する騒ぎとなったが、けが人はなかった。施設を訪れていた客が見つけ、警察官に申告したという。広島県警が周囲を封鎖して紙袋を撤去し、中身を調べたところ、ノートやカップ麺などの日用品で危険物はなかった。
この騒ぎで、JR西日本は午後2時43分から山陽新幹線の岡山―博多駅間の上下線で約1時間40分運転を見合わせ、約2万2700人に影響した。
広島駅では「不審物が見つかった」とのアナウンスが流れ、一時騒然とした。改札前ではサラリーマンら数十人がスマホなどで情報収集する姿も見られた。駅員は運転再開を待つ人に、安全のため改札内で待つよう呼び掛けた。
広島市では5月19日から主要7カ国首脳会議(G7サミット)が予定される。神奈川県小田原市の男性(83)は「不審物があると聞いてびっくりした。小学校の同窓会を終えて新幹線で帰る予定だった。G7サミット前にこんなことが起きるのは好ましくない」と話した。【手呂内朱梨、岩本一希、安徳祐】