ひき逃げ事件「時効撤廃を」 死亡小4男児の母が嘆願書

埼玉県熊谷市で2009年、小学4年の小関孝徳君=当時(10)=が車にはねられ死亡したひき逃げ事件で、母代里子さんが28日、法務省を訪れ、交通犯罪の時効撤廃を求める山下貴司法相宛ての嘆願書を約3万人分の署名とともに提出した。
事件は未解決で、9月30日午前0時に自動車運転過失致死罪(当時)の時効を迎える。嘆願書では「(時効になると)息子がどのような事故に遭ったのか知ることができない。人の死に関連する事件は時効を撤廃すべきだ」と訴えた。
代里子さんは提出後、「多くの人にひき逃げ事故のあり方を考えてほしい」と記者団に語った。