陸上自衛隊トップの森下泰臣陸上幕僚長は28日、沖縄県宮古島付近で発生した陸上自衛隊UH60JAヘリコプター事故に関連し、コメントを発表した。森下氏は事故について改めて謝罪。陸自第8師団の坂本雄一前師団長をはじめ、乗組員が死亡したことについて「かけがえのない隊員の命を失うことになってしまったことは、痛恨の極み」とした。さらに原因究明と再発防止に全力を尽くすとともに、「防衛・警備態勢の維持・強化に取り組む」とした。全文は以下の通り。
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6日に発生したUH60JAの事故から、まもなく1カ月がたとうとしています。改めまして、宮古島の皆さまをはじめ、国民の皆さまには、多大なるご心配とご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません。
6日午後3時56分頃、陸上自衛隊第8師団第8飛行隊所属のヘリコプター(UH60JA)1機が、宮古島周辺空域を飛行中、レーダーから消失しました。当該機には、当時、第8師団長であった坂本陸将をはじめ、合計10名の隊員が搭乗しておりました。
事故発生以来、陸上自衛隊は、海上保安庁、警察等の関係機関のご協力を得つつ、海上自衛隊および航空自衛隊とともに、全力で捜索・救難活動を実施してまいりました。また、隊員の捜索に際しましては、宮古島の皆さまをはじめ、多くの方のご協力をいただき、深謝いたします。
これまでに、坂本陸将を含め、救助された隊員の死亡が確認されています。国民のために、日本のために、全身全霊をささげてきた、かけがえのない隊員の命を失うことになってしまったことは、痛恨の極みです。故人のご冥福を心よりお祈りしますとともに、ご遺族の皆さまに対して、お悔やみを申し上げます。
事故調査に関しましては、事故発生後速やかに、現地に事故調査のための要員を派遣し、航空事故調査委員会による事故調査を実施しているところであります。今後、二度とこのような事故を起こさないように、また、大変なご心配をおかけした国民の皆さまに安心していただけますように、陸上自衛隊として、事故の原因究明と再発防止に全力を尽くすとともに、防衛・警備態勢の維持・強化に取り組んでまいります。