【東京】宮古島付近の陸上自衛隊UH60JAヘリコプター事故で、陸自は1日、新たに搭乗員とみられる男性1人を海底から引き上げ、同日中に死亡が確認されたと発表した。搭乗者は10人で、死亡確認は6人目。また自衛隊や民間業者が海底に沈んでいる機体主要部を、複数回に分けて引き揚げる計画を立てていることが同日、複数の関係者への取材で分かった。機体が激しく損傷し、1回で完了させることが困難な可能性があるとみられている。
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遺体は1日午後、機体主要部の沈む伊良部島北の海底で見つかった。機体回収に向けて作業していた民間サルベージ船が引き揚げたという。これまでに発見され、海底に残されたままだった1人かどうかは現時点で分かっていない。陸自が身元の特定を進める。
自衛隊などは機体の回収や残る4人の捜索、救助を急ぐ。1日には機体の一部を引き揚げ用ネットの上に移動させた。2日以降、海上へ引き揚げる作業に移る見通し。
現場海域では海上自衛隊の潜水艦救難艦「ちはや」も展開し、救助に向けて準備している。
機体の発見場所は伊良部島北約6キロ、水深約106メートル。陸自は先月21日、引き揚げ作業のため、民間の専門業者と契約した。
業者は、遠隔操作型無人潜水機(ROV)を搭載する船舶で作業に当たっている。ROVのロボットアームを使って海底の機体を大型の網の上に載せ、網で包み込むように引き揚げる方法を検討している。(東京報道部・新垣卓也)