車に大量のカセットボンベが置かれていた横浜市のマンションで、今度は車6台が炎上。警察は放火の疑いで58歳の男を逮捕した。
男はマンションの住人だった。
3日朝5時ごろ、横浜市金沢区のマンションの駐車場で火災があり、車を止めてあった6台の車が焼かれる事件があった。
これは現場から避難した車のドライブレコーダー映像。
駐車してあった車から赤い炎が勢いよく上がっているのがわかる。
さらに別の映像では、駐車場の中が真っ赤に燃えていて、消火活動をする人の姿が確認できる。
現場レポート: 午後3時前です。今、焼けた車がマンションの中から出てきて、レッカーされようとしています。車は、前方部分がだいぶ焼けていまして、中の液体が入ったタンクが見えるようになってしまっています。
火災があった当時の状況について、マンションの住民は…。
マンションの住人: サイレンの音で目が覚めて、くさくてドアを開けたらすごい煙が入ったので、これ何か燃えてるなと。もう犯人に怒りしかない。捕まえたいくらい。
マンションの駐車場では先週金曜日、止めてあった車のフロント部分などに約70本のカセットボンベが置かれる事件が。
一部のカセットボンベには、くぎが刺さっていた。
それからわずか5日。
同じマンションの駐車場で起きた事件に、住民からは不安の声が聞かれた。
マンションの住人: この前のガス(カセット)ボンベのやつが予告だったのかなと、勝手に想像だけど思っている。まさかうちのマンションが、こんなことがあると思っていない。1週間に2回、めちゃくちゃ怖い。
燃えた6台の車の中で、最も被害の大きかった車は、ほかの車が動けないような位置に止まっていた。
そして、火災からおよそ5時間後の午前10時過ぎ。 建造物等以外放火の疑いで逮捕されたのは、火災のあったマンションに住む、原文雄容疑者(58)。
自身が所有する車に火をつけ、あわせて6台の車を焼いたとみられている。
3日午前、原容疑者は「自分の車に火を付けた」と自ら警察に出頭した。
マンションの住民は、原容疑者の印象について…。
マンションの住人: 「おはようございます」とか、そのくらいの、すれ違ってあいさつするだけ。
マンションの住人: 全然外に昼間出てくる人ではないので、全然近所付き合いないし。タイヤとか交換するんでしょうね、タイヤとホイールとかを積んでいた。庭の方に移していたりしていたから、そういうのがカチーンと来たんでしょうね。
その後の捜査で、原容疑者は「私がやったことに間違いありません」と容疑について認めているという。
警察は、動機などを詳しく調べている。
(「イット!」5月3日放送)