事故の陸自ヘリ載せた作業船、熊本へ出発…6日以降に到着予定

沖縄県・宮古島沖で起きた陸上自衛隊の多用途ヘリコプター「UH60JA」の事故で、サルベージ会社の作業船が4日、海底から引き揚げた事故機の機体を載せ、熊本県八代市の八代港に向けて出発した。6日以降に到着する予定。
陸自によると、4日は午前中から宮古島沖合で、機体の腐食を防ぐためのさび止めなどの作業を行った。作業を終えた午後2時45分頃、作業船は機体を載せて同沖合を出発。機体は八代港に到着後、所属する 高遊原 (たかゆうばる)分屯地(熊本県益城町)に運ばれ、陸自が事故原因解明のため損傷状況などを調べる。
事故機には10人が搭乗しており、これまでに6人の遺体が発見されている。機体が見つかった現場海域では4日も、行方が分からない隊員の捜索などが行われた。