東京の感染者、6週連続増加 専門家分析

東京都は8日、新型コロナウイルスの感染状況に関する専門家らの分析結果を公表した。2日時点で新規感染者数の7日間平均が6週間連続で前週比増となり、専門家は「感染拡大の増加スピードが速まる可能性があり、注意が必要だ」とのコメントを付けた。
直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は2日時点で約1621人。4月26日の約1389人から約230人増加した。
入院患者数も増加傾向にあり、2日時点では前週比126人増の767人。重症患者数も前週から2人増え、6人となった。
新型コロナの感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行したのに伴い、都は今後、分析項目から新規感染者数の7日間平均などを除外。定点医療機関からの患者報告数や入院患者数などを基に分析する。移行後の最初の分析結果公表は今月18日を予定している。