中1刺傷、殺人未遂容疑で捜査=近隣生徒、無言で集団下校―警視庁

東京都大田区で中学1年の男子生徒(13)が包丁で刺された事件で、警視庁蒲田署は10日、刃物で胸を刺したとして、傷害容疑で現行犯逮捕した住所職業不詳、山下泰範容疑者(61)の容疑を殺人未遂と銃刀法違反に切り替えて捜査を続けた。
救急搬送された生徒の容体は不明だが、命に別条はないという。生徒との面識の有無を含め、詳しい動機を調べている。
事件を受け、生徒が通う中学校は課外活動を中止し、10日午後3時半ごろから集団下校を実施した。険しい表情の教職員やPTA関係者に見守られながら、生徒らは列を組み、無言で学校を後にした。
区教育委員会によると、同校は全校生徒に事件の概要を伝えるとともに、心のケアなどに当たるスクールカウンセラーを増員した。
[時事通信社]