自民、サミット前提出方針=LGBT法案、部会長一任

自民党は12日、内閣第1部会などの合同会議を党本部で開き、LGBTなど性的少数者への理解増進法案について、保守派の主張を踏まえた修正を条件に、森屋宏部会長らが一任を取り付けた。党執行部は16日の総務会に諮り、了承を得られれば、19日の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)開幕前に国会に提出する方針だ。
党関係者によると、岸田文雄首相はジェンダー平等を掲げるG7の立場を考慮し、サミット前の提出に期待を示していたという。ただ、野党からは超党派の議員連盟がまとめた法案を自民党の都合で修正することに反発が出ており、サミット前の成立が困難な情勢は変わらない。
[時事通信社]