G7サミット会場への唯一の橋が封鎖…保安検査場の設置に島民「無事に終わって」と願う

19日に広島市で開幕する先進7か国首脳会議(G7サミット)を控え、外務省は15日、主会場となるグランドプリンスホテル広島のある 宇品 (うじな)島(広島市南区)への立ち入り規制を始めた。サミット最終日の21日まで、広島県警などと協力し、島につながる道を封鎖する。
この日午後3時から、市街地と島を唯一結ぶ橋の約200メートル北側にフェンスが設置され、そばには通行者の身元や所持品を確認する保安検査場が開設された。
約1500人いる島の住民やホテルに資材を運搬する事業者らは橋を通行する際、検査場で事前に交付された「識別証」を見せ、金属探知機による持ち物検査を受けていた。
島内の町内会で会長を務める男性(80)は「規制が始まって緊張感は高まっているが、無事に終わってほしい」と話していた。