小学校の女性教諭殺害…逮捕の介護士「無断で複製の合鍵で侵入後、帰宅した教諭を殺した」供述通り、川に捨てた鍵を発見

北海道東部の釧路町のアパートで、住人の小学校の女性教諭を殺害したとして、逮捕された37歳の男…事件当日「無断で複製していた合鍵で留守中の部屋に侵入後、帰宅した教諭を殺害した」などと話していることが新たにわかりました。
釧路市愛国東の介護士、藤山功至(こうじ)容疑者37歳は3日、釧路町のアパートで、住人の小学校教諭、小阪志保さん39歳を刃物で刺すなどし、殺害した疑いが持たれています。
警察によりますと、小阪さんの死因は失血死で、胸や首などの傷は10か所以上に上り、傷の一部は、骨まで達していました。
さらに 遺体には、刃物で切りつけられそうになる際に抵抗、自分を守ろうとしてできた、いわゆる防御創も複数、確認されていて、近くで、凶器とみられる血の付いた包丁が2本、見つかりました。
事件は4日、藤山容疑者が自ら「人を刺した」などと通報したことで発覚…藤山容疑者は2日午後5時からの夜勤を3日午前9時で終えて、現場のアパートに向かっていたことがわかっていました。
これまでの取り調べに対しては「殺したことに間違いない。過去に交際関係にあった。復縁をめぐり、口論になった」などと話していました。
その上で、新たに事件当日について「留守中に侵入し、帰宅した小阪さんを殺した。鍵は交際中、無断で複製していた。(犯行後)鍵をかけて、川に捨てた」などと供述していることがわかりました。
鍵は、藤山容疑者の供述通り、小阪さん宅の近くの川の中で警察が発見。
また、凶器とみられる遺体の近くで見つかった包丁2本については「2本とも自分で持って来た」と話しているということです。
警察は、2人の交際の状況などについて、引き続き調べをすすめています。