電動キックスケーターで飲酒運転、同乗女性が重傷…26歳男を書類送検

電動キックスケーターを2人乗りで飲酒運転し、同乗の女性に重傷を負わせたとして、警視庁目黒署は18日、東京都目黒区の会社員の男(26)を自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致傷)容疑で東京地検に書類送検した。目黒署は起訴を求める意見を付けた。
電動キックスケーターの飲酒運転事故で、危険運転致傷容疑が適用されるのは全国初という。
発表によると、男は2月12日夜、目黒区下目黒の路上で、電動キックスケーターを飲酒運転。縁石などに接触して転倒し、一緒に乗っていた交際相手の女性(38)に頭部骨折などの重傷を負わせた疑い。調べに容疑を認めている。
電動キックスケーターは現在、道路交通法で原付きバイクに分類され、飲酒運転や2人乗りは禁止されている。男は女性と近くの飲食店などで酒を飲み、帰宅途中だった。男も腕を打撲して病院に搬送され、病院内で行った呼気検査で基準値を大幅に上回るアルコール分が検出された。