両陛下が茨城で卓球競技を観戦 ウミウ捕獲場の見学も

第74回国民体育大会出席のため茨城県を訪問中の天皇、皇后両陛下は29日午前、同県日立市の「池の川さくらアリーナ」を訪れ、国体の卓球競技を観戦された。
両陛下は12面のコートで行われた成年男子、成年女子の第1試合を客席から観戦した。天皇陛下は選手がボールに強い回転をかける姿を見て感心した様子で、ラケットを振る動作をまねながら熱心に見入っていた。
アリーナ前では地元の人々とも交流。国体開会式の式典前演技に出演した明秀学園日立高校ダンス部の女子生徒もおり、皇后さまは「すてきでした」と笑顔で声を掛けていた。
午後は全国11カ所の鵜飼地にウミウを供給する同市のウミウ捕獲場を見学。続いて林業用種苗の品種開発などに取り組む「森林総合研究所林木育種センター」で優良品種のスギなどを視察した後、JR日立駅発の特別列車で帰京した。