閉幕したG7サミットの首脳声明には、北朝鮮に対して拉致問題の早期解決を求めることも盛り込まれた。横田めぐみさん(拉致当時13歳)の弟で、被害者家族会代表の横田拓也さん(54)は21日、「ロシアのウクライナ侵略と同様、力によって家族の絆を引き裂かれたのが拉致問題だ。声明はG7が問題を重く受け止めている表れで、とても意味がある」と語った。
家族会は今年2月、残る親世代が健在のうちに全被害者の一括帰国が実現すれば、北朝鮮への人道支援に反対しないとする新方針を打ち出している。横田さんは「家族は高齢化し、もう時間がない。解決を急いでほしい」と話した。