大阪市浪速区のマンションで先月、同居する女に熱湯をかけられた男性が死亡した事件で、昨年9月にも同様の行為をしていたとして、大阪府警浪速署は21日、傷害の疑いで、同区桜川の無職、谷口桃花容疑者(29)を再逮捕した。「男性が自分でやった」と供述し、容疑を否認しているという。
再逮捕容疑は昨年9月14日、自宅マンションで、同居する交際相手のコンビニ店員、西野太九(たく)さん=当時(31)=に熱湯をかけ、背中や腰に全治14日の重いやけどを負わせたとしている。
西野さんは先月30日、上半身に重いやけどを負った状態で倒れているのを発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。同署は傷害と暴行の疑いで谷口容疑者を逮捕していた。
同署によると、捜査の過程で谷口容疑者のスマホから昨年9月に西野さんが背中にやけどを負った様子を写した画像がみつかった。谷口容疑者は交流サイト(SNS)で犯行を示すメッセージを共通の知人に送信していたといい、同署は西野さんへの虐待行為が日常的に行われていた可能性も視野に調べる。