北海道でクマの目撃が相次ぎ、16日までに寄せられた北海道全体での目撃件数が411件となり、過去最多ペースを記録している。
クマの出没が、北海道各地で相次いでいる。
17日、芦別市で視聴者が撮影した映像には、クマが道路を悠々と歩き、どかりと座り込む姿が映っていた。
さらに、13日に室蘭市では、クマが道路を走って横切る様子が目撃されるなど、12日から8日間で、目撃情報が8件報告されている。
警察によると、16日までに寄せられた北海道全体での目撃件数は411件。これは、過去最多ペースだ。
クマは住宅街にも現れ、小中学校では保護者が子どもの登下校に付き添うなど、警戒が続いている。
札幌市では、クマが駆除された後も、目撃が絶えない。
18日も、札幌ドームの近くで子グマを見たとの通報が入った。
しかし、正体は別の生き物だった。
子グマの正体は“アライグマ”
通報とほぼ同じ時間に、こんな目撃情報があった。
目撃者: 大きなアライグマが自宅の庭の柵をすり抜けて、道路に飛び出した。
クマの足跡や毛も見つからなかったことなどから、札幌市はアライグマの可能性が高いと判断した。
クマの目撃が相次いでいる自治体では、ゴミの管理などを徹底し、クマを寄せ付けないよう呼びかけている。
(「イット!」 5月19日放送より)