叔母にタリウムを摂取させ、殺害しようとしたとして逮捕された男が、タリウムを扱う会社に大学の関係者を装って見積もりを依頼していた可能性があることがわかりました。
宮本一希容疑者(37)は2020年7月ごろ、自身の叔母(61)にタリウムを摂取させ、殺害しようとした疑いで26日朝、送検されました。
その後の捜査関係者への取材で、叔母が意識不明になる2ヵ月前、「京都大学の宮本」と名乗る人物が、大阪府内のタリウムを扱う化学会社に見積もりを依頼していたことがわかりました。
宮本容疑者のスマホには、この会社からの見積もりに関するメールが残っていて、警察は宮本容疑者が大学関係者を装って、タリウムを入手しようとした可能性があるとみています。
宮本容疑者は大学生の浜野日菜子さん(当時21歳)にタリウムを摂取させ、殺害したとする罪で、すでに起訴されています。