「祖父が嫌いだったので火を付けた」と23歳供述…尾道で住宅全焼、高齢男性の遺体

広島県尾道市三軒家町で27日深夜に住宅が全焼した火災で広島県警尾道署は29日、焼け跡から見つかった遺体は、この家に一人で住む無職大平昌之さん(79)と確認したと発表した。目立った外傷はなく、司法解剖で死因を特定する。
同署などによると、大平さん方には、現住建造物等放火容疑で逮捕された孫の無職浜元佑太容疑者(23)(尾道市新浜)と祖母が最近まで同居していた。浜元容疑者は「祖父が嫌いだったので火を付けた」という趣旨の説明をしているという。同署は殺人容疑での立件も視野に経緯を調べる。
火災では、木造2階建ての大平さん方(約90平方メートル)が全焼し、周囲の住宅など計5棟の一部が燃えた。現場はJR尾道駅の北西約450メートルの住宅密集地。