瀬戸内の島々を舞台にした現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の秋会期が28日始まった。11月4日まで。秋会期は香川県の中讃や西讃の4島が加わったほか、既に会場となっている島などでも作品の展示替えやイベントが開催される。
秋会期から会場となった粟島(香川県三豊市)では、午前11時ごろからオープニングセレモニーがあった。山下昭史市長が「美しい瀬戸内海を次世代に残すためにも、環境問題をテーマにした作品が並ぶのでぜひ多くの人に見てほしい」とあいさつ。その後、参加作家の紹介があった。
今回は島ごとに外国の文化を取り入れた作品が登場し、ベトナムがテーマの粟島ではセレモニーでベトナムの人たちが伝統芸能「カーチュー」を披露した。また、ベトナムの麺料理「フォー」と讃岐うどんを掛け合わせた新しい「フォうどん」が販売されていた。
初めて西讃の島を訪れたという香川県土庄町の自営業、鎌田久司さん(72)は「小豆島とは違った雰囲気を味わい、いろいろ見て回りたい」と笑顔だった。作品を鑑賞した粟島島民の浅野安彦さん(73)は「夜遅くまで作る様子を見ていたので、完成した作品を見て感動した。島がにぎやかになっていい」と話していた。【山口桂子】