大阪府泉南市にある府立障害者支援施設「砂川厚生福祉センター」で、利用者の20代男性が自らの部屋で意識不明となり、その4日後に死亡したと大阪府が6月1日に発表しました。
府によりますと、利用者の男性は5月23日にセンター内の個室(1人部屋)で、午前8時15分ごろから数回、数秒ずつ壁に頭を打ちつけるなどの自傷行為を繰り返していたといいます。
職員がその都度声をかけたところ、約35分後に自傷行為は収まったといいますが、その後午前9時5分ごろ、男性のかぶっていた毛布を取った職員が、意識不明の状態の男性を発見しました。
男性は病院に救急搬送されて手術を受けましたが、4日後の5月26日未明に亡くなったといいます。
警察も当時の状況を調べていて、府は「事案を重く受け止め、再発防止に向けて支援方法などの点検・検証を行う」としています。