太平洋側中心に大雨、東海・関東甲信でも「線状降水帯」の恐れ…和歌山で2人行方不明

大型の台風2号や梅雨前線の影響で、日本列島は2日、太平洋側を中心に広い範囲で大雨となった。短時間に大雨をもたらす線状降水帯が、高知、和歌山、奈良、三重、愛知、静岡の6県で相次いで発生。和歌山県では川に流されるなどして2人が行方不明になったほか、東海道新幹線が東京―名古屋間で運転を取りやめるなど影響が広がった。
気象庁は5月下旬から、線状降水帯の発生を伝える「顕著な大雨に関する気象情報」の発表を最大30分前倒しする運用を始めており、初めて適用された。
本州付近に停滞する梅雨前線に向かって台風から湿った空気の流れ込みが続き、前線の活動が活発化。前線の南側で雨雲が発達しやすい状況となった。気象庁は、3日午前まで東海と関東甲信でも線状降水帯が発生する恐れがあるとして厳重な警戒を呼びかけている。
2日午後9時までの24時間降水量は、浜松市天竜区453・5ミリ、三重県鳥羽市429ミリ、高知県土佐清水市410ミリなど、線状降水帯が発生した6県と徳島、神奈川両県の計43地点で300ミリ以上を観測した。
台風は2日午後9時現在、種子島の南東約230キロを時速30キロで東北東に進んでいる。中心気圧は980ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は23メートル。3日中に温帯低気圧に変わり、西日本から天気が回復する見通し。