大型の台風2号が沖縄本島に接近した1日夜から2日未明にかけ、沖縄県名護市運天原で樹齢200年以上とみられるガジュマルが根こそぎ倒れた。運天原港につながる唯一の道をふさいでいる。同日午後から名護市職員が撤去を始めたが、3日以降も続く見通し。
ガジュマルは高さ約20メートル。カーブミラーや電柱もなぎ倒し、枝が隣家の松も押し倒した。住人の上地弘光さん(67)は「朝、玄関を開けると木の枝が目の前まで迫っていた」と驚く。同市文化財保存調査委員長の岸本林さんは「市の名木指定も考えていた。残念」と話した。
現場に駆け付けた羽地漁協組合長の一戸豊さんによると、港内のいけすの魚に餌やりができないという。「港に入れないと船の点検や安全確認ができない。早めに撤去してほしい」と要望した。(北部報道部・下地広也)