《沼津“乳児”死体遺棄》「結婚中に3股、元夫や浮気相手に金をせびり…」海辺で赤ちゃんを焼いた“ホスト狂い”浅沼かんな容疑者(24)の“奔放過ぎる逃亡人生”「逮捕の男とネットカフェに8カ月“潜伏”」 から続く
静岡県沼津市の千本浜海岸で、生後間もない女児の遺体を燃やしたとして2日までに浅沼かんな容疑者(24)と高見直輝容疑者(20)が逮捕された死体遺棄・損壊事件。
浅沼容疑者は昨年9月段階で妊娠していた?
これまで文春オンラインでは逮捕された浅沼容疑者の“ヤバすぎる女”としての素顔を追ってきた。地元・静岡での評判、大阪で300万円以上のツケを抱えた“ホス狂”ぶりは既報の通り。浅沼容疑者は昨年9月、親しい友人に妊娠を打ち明けており、11月には“裏アカ”に「何回経験してもこの段階から出産ビビるんだよな」と、妊娠をほのめかす投稿をしていた。
だが、今もって謎に包まれているのは、浅沼容疑者とともに逮捕されたもう一人の男・高見容疑者だ。ホストクラブに巨額のツケを抱えたまま、大阪から地元・静岡まで逃げ帰り、人影の少ない海岸で生まれたばかりの女児を焼いた女のすべてを傍で見ていたこの男の正体とは――。
高見容疑者は源氏名《彩斗》というホストだった
高見容疑者は兵庫県生まれ。2021年の年末には大阪市内のホストクラブで源氏名《彩斗》として働いていた。Aさんは、高見容疑者と同じエリアで働いていた現役のホスト。浅沼、高見の両容疑者を知るAさんは、「あいつら2人で共謀してよく問題を起こしていた」と話す。
「彩斗は根暗でヤンチャもできない“売れないホスト”でした。他のホストの客を奪う“裏引き”をしてましたし、客とプライベートで遊んでお金をもらう“店外”を頻繁に行なっていました。彩斗の客はお金がなくツケ払いもできない女の子ばかり。結局、ホスト自身が会計を支払ってあげる“自払営業”までしてましたね。もちろんどれもタブー行為です。これじゃまともなお客さんはつかないんですけど、彩斗の数少ない客の1人がかんなさんですよ」
両容疑者の出会いは「ホスト」と「客」。だが、高見容疑者にとっての浅沼容疑者は、お金をたくさん使ってくれる“エース”で、何としても離したくない客の1人だったという。Aさんが続ける。
策略でライバル客を潰し、推しホストを独占
「彩斗には、かんなさんの他にもう1人“裏引き”から繋がった太い客がいました。かんなさんは“担当被り”するその子のことを疎ましく思っていて、ありもしない悪い噂を周囲に流すようになったんです。目の敵にされた彼女は気まずくなって他のホストに担当を変えたのに、かんなさんはその子を呼び出して彩斗と一緒にボコボコに殴ったんです。かんなさんはただの嫉妬、彩斗は『なんで別のホストに行ったんだ』という憂さ晴らしが理由だったらしい」
浅沼容疑者からすれば、ライバルを潰して駆け引きは成功裏に終わったことになる。しかし一方の高見容疑者からすれば、2人しかいない太客を1人失ったことになり、おのずと浅沼容疑者の重要性が高まったことになる。
2人の知人によれば、それ以来、高見容疑者は浅沼容疑者にべったりの状態になり、常に行動を共にするようになったという。時には大喧嘩も起こした。浅沼容疑者のお気に入りだった別のホストのもとには、「直輝に脅されている。助けて」と電話がかかってきたこともあった。
「かんなさんが彩斗さん(高見容疑者)と同伴してたくせに持ち合わせがなかったようで、困り果てて僕を呼んだんです。電話口では僕に対し凄んでいた彩斗さんでしたが、実際に対面すると『すいません、すいません』と謝るばかり。ホストと客のいざこざは少なくないですけど、変な2人だなあと思ったのを覚えてます」
共依存が日に日に増していった両容疑者
互いのSNSを乗っ取り合ったり、「ゼンリー」などで位置情報を共有し合ったり、両容疑者の共依存ぶりは周囲の目には奇異に映ったという。大阪のホスト界に悪名を馳せた2人は、しかし忽然と姿を消す。
高見容疑者は勤めていたホストクラブを昨年8月末で辞め、“ナニワのホス狂”として恐れられた浅沼容疑者と共に消息を絶った。そこからの2人の足取りは断続的に伝わるのみ。同年9月には沼津にいたことが分かっている。同10月と11月には、大阪デートを楽しんでいる姿が確認されている。
浅沼容疑者が妊娠をほのめかしていた冒頭の“裏アカ”をフォローし、中学時代から彼女のことを知るある女性は「裏アカでは逐一ラブラブな様子を報告していたので、2人の行動が手に取るようにわかりました」と話す。
「かんなは、金遣いが荒すぎてカード会社などからブラックリストに登録されていたみたいです。契約もできないから、携帯はその時々の彼氏から買ってもらったと自慢してました。SNSやネットショッピングも与えられた携帯で済ませていたようです。『#直輝 私の彼氏かわいすぎ問題』とか言って、ラブラブなLINEのやりとりまで載せていたのに、『デートで外出るときは手を繋いでくれない』とも嘆いてて関係性がよくわかりませんでした」
2人揃って知人に借金の申し込みを繰り返し…
概して、2人の評判ははかばかしくない。浅沼容疑者が地元・沼津で元夫や浮気相手に対し「介護の資格を取るから」とカネの無心をしていたのは既報の通りだが、友人にカネをせびることもしばしばで、しぶる人間に対しては「私にはバックがいるから」などと凄んだという。
時には高見容疑者も一緒になってゆすってくることもあった。電話口の高見容疑者は「金払わんとどうなるかわかるか」と吼えたそうだ。だが、両容疑者のカネの無心が成功するケースはほとんどなかった。恐喝まがいの電話を受けたことがあるという両容疑者の幾人かの知人は“謎の電話”として笑って取り合わなかった。
現役ホストのAさんは言う。
「彩斗(高見容疑者)は問題児にもなれなかったとにかく目立たないヤツ」
地元や職場で鼻つまみものになり、流れ続けた男と女。亡くなった女児との関係はいまだ定かではない。
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