国に無登録で希少金属(レアメタル)のパラジウムへの出資を勧誘したとして、兵庫県警生活経済課などは6日、金融商品取引法違反の疑いで、川崎市川崎区港町の自称ウェブデザイナー、鈴木義隆容疑者(40)を逮捕した。「パラジウムの話や投資の勧誘をしたことはない」と容疑を否認している。
逮捕容疑は平成30年4月~9月、国の登録を受けずに、パラジウムに絡む事業への出資を3回にわたり勧誘したとしている。
同課によると、鈴木容疑者は「ロシアから輸入したパラジウムを日本企業に売れば利益が出る」などと周囲に伝え、出資を持ちかけていたという。同課は容疑者が経営する会社の従業員が実際にロシアへ渡航したことを確認しており、買い付けが目的だった可能性があるとみて慎重に調べている。
通信記録などから、鈴木容疑者は昨年3月まで約5年半の間、59人から外国為替証拠金取引(FX)などへの出資を募っていたことを確認。32億円以上の資金を集めたとみられる。