10日、北海道南部を走る路線バスの運転手が、乗客から受け取った運賃を、着服したとして逮捕されました。
業務上横領の疑いで逮捕されたのは、北海道江差町に住む函館バスの55歳の運転手の男です。 男は、５月６日、函館バスの江差営業所の運転手として乗務した際、乗客が支払った運賃、合計6600円を着服し、横領した疑いがもたれています。 警察によりますと、この運転手の男は、乗客がバスを降りる際、運賃を料金箱に入れさせず、直接、手で受け取る手口で、複数の乗客の運賃を着服したということです。 函館バスが、内部調査を実施した際、バスの車内のドライブレコーダーに、この運転手の不審な動きが記録されていたことから、警察に相談し、被害を届け出ました。 取り調べに対し、55歳の運転手の男は、容疑を認めているということですが「日付については覚えていない」と話しているということです。 警察は、動機などを捜査するとともに、余罪がないか、バスのドライブレコーダーを分析するなど調べを進めています。