マイナカードを健康保険証として利用できる「マイナ保険証」で、別人の情報がひも付けられている誤登録が新たに60件程度あったことが、厚生労働省への取材で判明した。病院などで実際に医療情報が閲覧されていたものも数件あった。
誤登録は2021年10月から昨年11月末までに7312件に上っていたことがこれまでの調査で判明している。今回新たに見つかったのは、昨年12月から今年5月22日までの分で、健保組合などが加入者の情報を登録する際の入力ミスが原因とみられるという。
厚労省が健康保険を運営する健康保険組合などに再調査を依頼していた。【村田拓也】