岐阜市の陸上自衛隊射撃場で14日に発生した隊員による銃撃事件に、周辺住民からは「怖い」「人に銃を向けることはあってはならない」などと不安の声が上がった。
事件は14日午前9時10分ごろに発生。射撃場近くに住む女性(45)は同9時半ごろ、家の外で「おいっ」「早くしろ」という大きな声を聞き、射撃場の方を見ると、建物入り口付近に多くの警察官が集まっていたという。
女性はこの春、射撃場内で行進する自衛隊員の姿を見ていた。「今年も新人が入ってきたと思っていた。普段は礼儀正しく問題を起こすこともなかった。こういう事件が起きると怖い」と話した。
近くで飲食店を経営する男性(41)は「銃器を扱う権限がある自衛隊員が人に銃を向けることは絶対にあってはならない」と憤った。
射撃場前にある門で献花する人の姿も。母親(44)と一緒に手を合わせていた小6の女子児童(11)は「こんなことが起きるのは悲しいし、怖い」、別の女性(19)は「東日本大震災などで活動する自衛隊員を見ていたので、居ても立ってもいられずに来ました」と話していた。
陸上自衛隊第10師団守山駐屯地(名古屋市守山区)に勤務している男性自衛官によると、現場の射撃場は第10師団が普段から訓練に使っているという。今回の事件を受け、職場でも事実関係の説明があったといい、「どのような状況で起きたのかわからないが、事件が事件だけに痛ましいことだ」と言葉少なに語った。【太田圭介、塚本紘平、岡村恵子】