新型コロナ第9波「入った」 奈良県医師会

奈良県医師会の安東範明会長は15日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染状況について、流行の「第9波」に入ったとの認識を示した。現時点で県内の入院病床は逼迫していないというが、今後感染が急拡大する恐れもあり「基本的な感染対策の徹底をお願いしたい」と呼び掛けた。
安東会長は、直近1週間(5月29日~6月4日)の県内の定点医療機関からの報告数が前週から増加していることや、他府県でも増加傾向が見てとれることから「9波であるといえる」と説明。「第8波」ほどの大きな波になる兆候はないが、人の流れが増えれば感染が広がるといい、「満員電車や基礎疾患のある人が集まる病院などでは、状況に応じてマスクを着用してほしい」と述べた。
さらに、湿度の高い6月下旬~7月上旬に熱中症の救急搬送が多発する傾向があると指摘。室内で発症するケースが多いことから、「エアコンや扇風機を上手に使うとともに、こまめな水分補給を心掛け、めまいや立ちくらみがしたら涼しい場所で体を冷やしてほしい」と注意喚起した。