マイナンバーやマイナンバーカードを巡るトラブルが全国で相次いでいることを受け、小池百合子東京都知事は16日の定例記者会見で「都民や国民に安全性や信頼性の面で不安が生じることがないよう、関係機関で連携して取り組んでいただきたい」と述べた。関連する既存のデータやシステムの総点検を今年秋までに行うとしている政府の対応に注文を付けたとみられる。
会見で小池氏は制度について「今後の行政のDX推進に当たってマイナンバーの活用がカギになる」との認識を示した。トラブルを受けて政府が地方公務員らが加入する共済組合にも点検を要請したことなどに触れ「必要なことはしっかり対応したい」と語った。
マイナンバーを巡っては、公金受取口座に家族で同じ口座を登録していた事例が約13万件あったほか、「マイナ保険証」で別人の情報をひも付けるミスも判明している。【高井瞳】