福岡の路上で男性刺され死亡 知人の男?刃物持ち逃走か

28日午後1時20分ごろ、福岡市城南区別府(べふ)5の路上で「外国人風の人が刺され、血だまりがある」と現場に居合わせた人から110番があった。福岡県警早良署によると、刃物のようなもので刺されたとみられる中国人の男性が病院に搬送されたが、死亡した。目撃情報などから刺した中国人の若い男が刃物を持ったまま逃走している可能性があり、同署は殺人事件として行方を追っている。
早良署によると、警察官が駆けつけたところ、現場には搬送された男性と逃げた男の共通の知人がおり、「知人間のトラブルだ」と説明した。同署などは女性関係を巡るトラブルを発端に、殺人事件に発展したとみている。現場近くの飲食店関係者は取材に「(被害者は)のどの近くに大きな刺し傷があり、腹や足の部分も血がにじんでいた」と話した。
現場は市地下鉄別府駅から約400メートル西の国道近くで、周囲には飲食店やマンション、大学などが建ち並んでいる。【柿崎誠、中里顕】