《神戸6歳男児遺体》「女子生徒の血で踊り場が真っ赤に…」周囲も恐れる“キケンな家族”逮捕の“4きょうだい”次男が学校で起こした凶悪事件とは【虐待の連鎖の果ての悲劇】

「アホが! クズが!」「家で根性焼きされ、鉄パイプで殴られた…」母親監禁で逮捕「4きょうだい」の家で繰り返された“悲惨な虐待の悲しき連鎖”《神戸6歳男児死亡》 から続く
「“穂坂”はこの辺りでは“危険な家族”としてタブー視されていました。僕はあのきょうだいと世代が違いますが、それでも記憶に残ってます。特に男の子の暴力がすごくて、今回の報道で穂坂という名前を聞いた時は、『まさかあの一家か』とすぐに記憶がよみがえってきました」
ニュースを聞いて「穂坂…まさかあの一家か!?」
6月22日、兵庫県神戸市で発覚した家庭内での監禁・暴行事件。実の母親を押し入れに閉じ込め、暴行を加えていたとして被害者と同居する穂坂沙喜容疑者とそのきょうだいの大地容疑者、朝美容疑者、朝華容疑者の4人が逮捕されている。
同日、自宅から少し離れた草むらで沙喜容疑者の息子・修くんが遺体で見つかっている。遺体はスーツケースの中に隠されており、腐敗の始まった状態だった。修くんの遺体と4きょうだいが何らかの関係があるものとみて警察の捜査が進んでいる。
発覚から3日が経過し、事件の異様な詳細が明らかになりつつある。社会部記者が語る。
「修くんは自宅から900メートルほど離れた草むらにスーツケースの中に押し込まれた状態で発見されました。遺体は腐敗が進んでいましたが、背中に10カ所以上殴られた跡があり、死因は外傷性ショック死とみられています。警察は修くんが虐待を受けていた可能性があるとみて捜査しています」
修くんの遺体が入ったスーツケースが発見された草むらは、住宅街から少し離れた周囲には大きな池がある開けた場所だ。付近でよく釣りをするという男性は首をかしげる。
「このあたりは有名なブラックバスの釣りスポットで、ほとんど釣り人しか来ない場所。ここに来る途中も田んぼの間を農道が走っているだけで、スーツケースをひいていたら目立つと思う。どうして明るい時間に4人もそろって運んでたんだろうね」
容疑者4きょうだいの自宅近くの防犯カメラには、19日午後5時頃に4人の人物が大きなスーツケースを遺体発見現場のほうへ運ぶ姿が映っていた。警察は映像を入手し、事件との関連を調べている。
約70平方メートルの賃貸マンションで家族6人暮らしだったという穂坂一家だが、その奇妙な様子は近隣住民にたびたび目撃されていた。近隣に住む高齢女性は、修くんに対する“虐待”を思わせる光景を目撃したという。
我が子にリードをつけて「ペットあつかい」
「修くんとお母さん(沙喜容疑者)が散歩をしているところを見たことがありますが、その時、修くんの首には犬のリードが巻かれていました。ペットじゃあるまいし、自分の子供にそんなことをするなんて考えられませんが、それでも修くんは泣き叫んだりせず大人しくお母さんに従っていました」
事件の前、4月20日には修くんが通っていた保育園が修くんの体にあざがあるのを見つけ、区役所に通報している。しかし、修くんの保護には至らず、今回の悲劇が起こってしまった。
一方、逮捕された長女の沙喜容疑者、次男の大地容疑者、そして2人の間にいる長男も幼少期に鉄パイプで殴られたり、たばこを押し付けられたりといった壮絶な虐待を受けていたことが分かっている。容疑者らが幼少期を過ごした市営住宅に住む高齢男性が語る。
「狂暴で有名」「関わりたくない一家」
「長男、次男の素行の悪さは特に近所で有名でした。毎日ひどい罵声を浴びせられていたら、普通の倫理観や道徳が見に付かないというのは頷けるもので、他人が何をされたら嫌がったり、喜んだりするのかが分からないようでした。同じ学校に通っていた子供からも、次男の容疑者が度々学校で問題を起こしていたと聞いています」
一体、大地容疑者はどんな問題行動を起こしていたのだろうか。この男性は詳しく語ろうとしなかったが、娘が大地容疑者と同級生だったという女性は、容疑者が小学校で起こした“事件”を振り返る。
「うちは女の子なので、あまり大地容疑者と接点がなかったようなのですが、彼が凶暴だというのはよく聞きました。小学校の頃、階段で女の子の足を引っかけて大けがをさせたという事件があったのを覚えています。女の子が流した血で踊り場が真っ赤になったと聞いています。そういう子だし、罵声が四六時中聞こえてくる家庭環境のこともあるしで、『あの家には近づくな』と子供に言い聞かせる保護者もいるぐらい、当時から関わりたくない一家でした」
幼少期から狂気の一端を見せていた大地容疑者だが、修くんの母親である長女の沙喜容疑者は周囲に正反対の印象を与えていたようだ。前出の高齢男性が続ける。
「団地でも長女はおとなしい子だと思われていたと思いますよ。学校では影が薄すぎて、隣にいてもほとんど気づかれないような子だったそうです。やっぱり家の中であれだけひどい目に遭ってると、情緒も育たないんですかね。家のことは子供たちだけでやってたようだけど、罵倒されながら働かされてる姿は、なんだか奴隷のように見えてました」
前述の防犯カメラの映像では、うちわで互いを扇ぎ合い、談笑すらしているかのような4人の姿が確認できる。まさか引いているスーツケースの中に、我が子の遺体を忍ばせているとは、誰も夢にも思わなかったろう。
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