「謝罪ない、相応の罰を」京王線刺傷事件公判、被害男性が証言

令和3年10月、東京都調布市を走行中の京王線車内で乗客を刃物で刺し、車両に火をつけたとして、殺人未遂や現住建造物等放火などの罪に問われた無職、服部恭太被告(26)の裁判員裁判の第2回公判が27日、東京地裁立川支部(竹下雄裁判長)で開かれ、胸を刺されて重傷を負い、一時は心肺停止状態となった70代の男性が検察側の証人として出廷した。男性は服部被告について「罪に合った、相応の罰を受けるべきだ」と述べた。
法廷では男性の姿が傍聴席や服部被告から見えないよう、証言台の後方から左右を囲むように遮蔽板が設置された。
男性は事件のあった電車に乗車した記憶はあるものの、刺されたことは「覚えていない」と説明。搬送先の病院で看護師から「助かってよかった」と声をかけられ、「すごい手術をしたのだと思った」と振り返った。事件後は、つえなしでの歩行や文字を書くことが困難になったという。
検察側から被告に対する感情を問われると「なんで、そんなことをしたのかと思う」と話し、「謝罪も全然ない。謝ることもできない人間は、それなりの罰を受けるべきだ」と語った。