コロナ第8波に自宅で死亡は1309人、第7波を大きく上回る…死後に陽性判明は31・7%

新型コロナウイルスの「第8波」にあたる2022年11月~23年1月末に、自宅で亡くなったコロナ患者が少なくとも1309人に上ったことが、厚生労働省のまとめでわかった。第7波にあたる22年7~8月の776人を大きく上回った。
厚労省によると、亡くなったのは男性743人、女性566人。年代別では80歳代以上(63・0%)と70歳代(22・6%)で8割以上を占めた。このほか60代が7・3%、50代は3・3%だった。基礎疾患があった人も77・5%と多かった。亡くなる直前のコロナの症状は、軽症か無症状が38・3%、中等症が13・4%、重症が13・8%。死後に陽性が判明した人は31・7%だった。
厚労省は自宅で症状が急に悪化して亡くなったケースなどがあることを踏まえ、各都道府県に対し、自宅療養者への対応として、体調急変時の相談機能を当面継続するよう改めて求めた。