生後8か月の女児搬送中に救急車脱輪 搬送に6分の遅れ 女児は死亡 岸和田市消防本部

大阪府の岸和田市消防本部は、7月2日に市内の生後8か月の女の子を救急搬送中に救急車が脱輪し走行不能となり、搬送に6分の遅れが生じたと発表しました。 消防本部などによりますと、2日午前0時9分に「8か月の女の子が呼吸をしていない」と家族から消防に通報がありました。救急車が通報から10分後の、午前0時19分に到着し、女の子は心肺停止の状態で病院に向けて搬送を行っていましたが、午前0時23分に市内にある道路の側溝部分に右後輪が脱輪し、走行ができなくなったということです。 女の子は救急車と同時に出動していたポンプ車に乗せかえて病院へ搬送し、午前0時半に病院へ到着したということです。 女の子は搬送後の午前0時53分に死亡が確認されました。 消防本部などによりますと、当時運転していた救急隊員は「当時、夜中で道が暗くてわかりづらかった」などと話しているということです。 消防本部は搬送の遅れと女児の死亡との因果関係について調べています。