求む、伊予のシカ20頭の受け入れ先…責任持って飼育してもらえれば無償で譲渡

愛媛県伊予市は、栗の里公園の鹿牧場で飼育している鹿20頭の譲渡先を探している。市では飼育の負担が大きいとして、2020年から希望する施設を募っていたが、コロナ禍が一段落したことから、改めてウェブサイトに募集要項を掲載した。
同公園は旧中山町が1991年に開設し、宮島(広島県廿日市市)から10頭を譲り受けて飼うことに。園内の宿泊施設で食肉としての提供を視野に入れていたが、観光用に飼育が続けられ、最大43頭まで増えた。
しかし、飼育環境の維持は年々難しくなっている。2018年の西日本豪雨で牧場(1万1000平方メートル)のフェンスが破損。鹿が牧場内の草木を食べ尽くして地表がむき出しになり、地面が崩れる恐れもあるため、20年に譲渡を始めた。これまでに県外の移動動物園や学校法人などが12頭を引き取った。
コロナ禍の移動自粛もあって積極的にPRしていなかったが、今年6月に改めて希望者を募り始めた。譲渡は無料だが、輸送費用などは希望者が負担する。鹿を自然に放さずに責任を持って飼育することなどが条件。雄は去勢済みという。
市では「より良い環境で世話をしてもらえるところを探したい」としている。
譲渡の注意点などはウェブサイト(https://www.city.iyo.lg.jp/keizaikoyou/shikajyouto.html)へ。