東北森林管理局は5日、ツキノワグマのエサとなるブナの実について、今秋は岩手県内で「大凶作」になるという予測を発表した。クマがエサを求めて人里に近づく恐れがあるとして、注意を呼びかけている。
同管理局は毎年5~6月頃、県内のブナの生育状況を目視で調査し、秋の結実を「豊作」「並作」「凶作」「大凶作」の4区分で予測している。今年は調査した23か所のうち、15か所で花が全くなく、木の上部に多くの花がついていたのはわずか1か所だった。
県内では今春から市街地などでクマの目撃が相次ぎ、5月には7年ぶりの「ツキノワグマの出没に関する警報」が発令された。県自然保護課は「警報は継続している。クマを引き寄せるような物をできるだけ除去し、警戒を続けてほしい」と呼びかけている。