3年前、京都市の市営住宅で24歳の女性を殺害したなどの罪に問われている男の裁判員裁判で、男は起訴内容を否認しました。 起訴状などによりますと、東京都葛飾区の無職・戸塚那生(23)被告は、2020年10月に京都市下京区の一室で山村留美乃さん(当時24)の胸などを刺して殺害したなどの罪に問われています。 2人はSNSを通じて知り合ったと見られていて、戸塚被告は逮捕当時、「名前の知らない女性と京都で会ったが殺していない」と容疑を否認していました。 7月10日午前10時過ぎから京都地裁で戸塚被告の裁判員裁判が始まり、戸塚被告は「私が山村さんを死なせてしまったことは事実です。それは、山村さんが折り畳みナイフを持って襲い掛かってきたことによって起きてしまったことです」などと起訴内容を否認しました。 また、弁護側は正当防衛が成立するとして無罪を主張しました。 一方、検察側は冒頭陳述で「山村さんを複数回刺し、人が死ぬ危険性が高いと認識していたとはいえ、殺意があると言える。被害者が折りたたみナイフを振り回した事実もないため、正当防衛も成立しない」と指摘しました。