新潟県上越市で6月、男性が殺害された事件で、新潟県警の捜査本部は11日、長野県に住む無職の70歳の男を殺人の疑いで逮捕したと発表しました。
殺人の疑いで逮捕されたのは、長野県上田市中之条に住む小倉一夫容疑者(70)です。捜査本部によりますと、小倉容疑者は、6月1日午後7時44分ごろ、上越市大貫の住宅でこの家に1人で住んでいた自動車販売業の中村礼治さん(62)の頭部を鈍器のようなもので複数回殴打し、頭部打撲による外傷性くも膜下出血により殺害した疑いが持たれています。
事件当時、現場で「2人が言い争っている」と近くの住民から警察に通報があり、中肉中背で、黒っぽい服を着た性別の分からない人物が逃げる姿が目撃されていました。新潟県警は約130人体制の捜査本部を設置し、捜査を続けてきました。