きょうから施行「不同意わいせつ」容疑で30歳男を現行犯逮捕 兵庫県下では初の逮捕

7月13日、兵庫県警明石署は駅の構内で女性にわいせつな行為をした不同意わいせつ容疑で30歳の男が現行犯逮捕されたと発表しました。 不同意わいせつの疑いで逮捕されたのは明石市の会社員の30歳の男です。 警察によりますと、男は13日午前10時30分ごろ、 山陽電鉄明石駅の上り線のホームで、電車を待っていた19歳の女性の尻を服の上から触った疑いがもたれています。 被害にあった女性が男を取り押さえ、警察に引き渡したということです。 警察の調べに対し男は、「目の前の女性の尻を触ったことに間違いありません」と容疑を認めているということです。 不同意わいせつ罪は、7月13日に施行されたばかりで、兵庫県警によりますと不同意わいせつ容疑での逮捕は県内で初めてだということです。 ▼きょうから施行「不同意わいせつ罪」「不同意性交罪」 7月13日から性犯罪の規定を見直す改正刑法が施行され、「強制性交罪」などが「不同意性交罪」に、「強制わいせつ罪」などが「不同意わいせつ罪」に罪名が変わりました。「同意のない性行為」を犯罪と明確化し、罪となる要件として、▼暴行や脅迫を用いることや、▼アルコールや薬物を摂取させること、▼職場の上下関係を悪用することなど、8つの行為を列挙、性行為の同意を判断できるとみなす「性交同意年齢」は13歳から16歳に引き上げられていて、わいせつ目的で子どもに報酬を約束するなどして面会を求める行為も取り締まりの対象になります。 全国一律で盗撮を取り締まる「撮影罪」も7月13日から始まりました。