高校で学校閉鎖相次ぐ 新型コロナ感染者が急増 学校祭の直後に集団感染 北海道

新型コロナウイルスの感染者が急増していて、道内の高校では学校閉鎖が相次いでいます。
いずれも学校祭の直後に集団感染が起きていることから、教育委員会は注意を呼び掛けています。
道教委によりますと、札幌月寒高校で90人以上の生徒が新型コロナに感染したほか、札幌東高校ではおよそ60人が感染。
道南の松前高校でも15人ほどが感染し、3校ともに今月11日から学校閉鎖となっています。
いずれも先週末に学校祭が開かれていて、大人数が密集したことが要因とみられています。
札幌市内の内科です。
ここでも今週に入って若い世代の感染者が目立っているといいます。
(とよひら公園内科クリニック 藤本晶子院長)「高校生の場合、全市にまたがって通学しているので、陽性者が月火で一気に増えましたね。5類移行前の濃厚接触の基準にあたりそうな人は自分で検査ができる体制を整えた方がいいと思います」
道内の感染者は先月下旬から増加傾向にあり、きょう発表分では前の週をさらに上回りました。
(とよひら公園内科クリニック 藤本晶子院長)「(新型コロナは)なくなったわけではないということを強く言いたい。皆さん終わったものだと思っていますけど、閉鎖空間であればマスクをしてほしい」
今週末には道内のおよそ50の高校で学校祭が予定されていて、道教委は基本的な感染対策をとるよう呼び掛けています。