日本を代表する指揮者で作曲家の外山雄三(とやま・ゆうぞう)さんが今月11日午後7時2分、慢性腎臓病のため長野県の自宅で死去した。92歳。東京出身。13日、所属事務所が公式サイトで発表した。葬儀・告別式は近親者で執り行った。後日、お別れの会を開く予定。
所属事務所は「前日までは奥様との意思の疎通があったそうですが、11日朝から呼吸が徐々に浅くなり、その後、静かに息を引き取られたそうです」と伝えた。
1952年、東京芸術大学音楽学部作曲科を卒業。NHK交響楽団に打楽器練習員として入団した、。54年、指揮研究員となり、56年、NHK交響楽団を指揮してデビューした。
代表作「管弦楽のためのラプソディ」など、作曲家としても活躍。NHK交響楽団正指揮者、大阪交響楽団名誉指揮者。テレビ番組「ファンタスティック・オーケストラ」「名フィルミュージック・ドリーム」「外山雄三 音楽・世界の旅」などで司会も務めた。