13日午後3時40分頃、神奈川県藤沢市今田の下水施設「今田ポンプ場」の建物内で、生まれて間もないとみられる男児の遺体が見つかった。現場の状況などから、藤沢北署が死体遺棄事件とみて調べている。
同署の発表などによると、ポンプ場の作業員が1日1回行う点検中に気づき、管轄する市の大清水浄化センターを通じて「赤ちゃんの死体に見えるものを発見した」と通報した。関係者以外は建物内に立ち入りできないため、同署は遺体が下水道から流れてきた可能性もあるとみて調べている。同署は遺体を司法解剖し、死因や身元の特定を進める。
市によると、今田ポンプ場は、市北部地区の排水を浄化センターへ送る中継施設で普段は無人という。