仙台管区気象台は16日午後、東北地方では土砂災害や洪水害の危険度が非常に高い状況が続いているとして、17日明け方にかけて、厳重な警戒を呼びかけた。
降り始め(14日午前11時)から16日午後3時までの降水量(アメダスによる速報値)が秋田市仁別で415・5ミリ、岩手県西和賀町沢内で303・5ミリを記録するなど、東北地方の日本海側では、記録的な大雨となった。高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が日本海から流れ込んでいることから東北地方では今後も雨が予想されており、16日午後6時からの24時間降水量は、いずれも多い所で、日本海側で60ミリ、太平洋側で30ミリとなっている。
一方、18日から19日頃にかけ、不明瞭になっていた前線が朝鮮半島を通って東北地方にのびるという。暖かく湿った空気が流れ込み活動が再び活発となることから、活動の程度等によっては日本海側を中心に再び警報級の大雨になる恐れがあるとしている。