桜島できょう17日昼ごろ、爆発=爆発的噴火が相次ぎ、噴煙が火口から最大で2500メートルの高さまで上がりました。気象台によりますと、17日午後0時24分と午後0時32分に桜島の昭和火口で爆発が発生し、噴煙が火口から最大で2500メートルの高さまで上がりました。爆発に伴って、大きな噴石が火口からおもに南東方向に最大800メートル飛散しました。灰は火口から北の姶良市加治木方向に流されていて、やや多量の灰が桜島で、少量の灰が薩摩川内市、霧島市、姶良市、さつま町、出水市、伊佐市、湧水町、熊本県の水俣市、芦北町、球磨村、八代市、人吉市、山江村、五木村で予想されています。桜島で爆発が発生したのは今年あわせて44回です。桜島では噴火警戒レベル3の入山規制が継続していて、気象台は、火口から概ね2キロで大きな噴石と火砕流に警戒するよう呼びかけています。また、風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石風に流されて降るおそれがあり、注意が必要です。